昨年は消費税増税や円安の急激な進展があった年でした。我々の業界においても、我々電器専門店も量販店も増税前の駆け込み特需と、増税後の反動減が鮮明に表れたように思います。また昨夏は気温が上昇せず、夏の白モノ家電の中で特にエアコンの販売に大変苦戦した年でもありました。
そんな中で、6月からの4K放送の実験放送に端を発し、家電メーカー各社もようやく4Kテレビに本腰を入れ始め、年末商戦において少し明るさが見え始めました。しかし、消費者の財布のひもは固く、先行き不透明のまま年を越しました。
今年は、組合においては、小規模店が淘汰の波にさらされないように「質・こだわり・専門」を極める方針転換をせざるを得ない年になりそうです。
スカパーでは3月1日から、4K2チャンネルの本放送を開始する予定ですし、来年にはBSで8Kの試験放送も始まる予定となっております。
電器専門店としては、ケーブルテレビのデジアナ変換および地デジ難視対策・衛星放送などの3月終了を踏まえ、アナログテレビの買い替えを一日も早く促進していくことが大事になってまいります。また、今年は広帯域・高精細の4K・8Kの技術をプロとして先行し、いかなる勉強をしていくかが大きな課題の一つとなってきます。
我々岡山県電器商業組合のキャッチフレーズ「家電技術の事なら何を聞かれてもNOと言わない組合店」を目指し、今年も頑張ってまいります。